BMWは第一次世界大戦後にオートバイ用エンジンの生産を始め、続いてオートバイ自体の生産を始めた[3]。同社のオートバイブランドは現在日本では「BMWモトラッド(ドイツ語読みではモトアラート、モトラート)」として知られる。
「ヘリオス」と「フリンク」が失敗した後、最初の成功作R32の生産を1923年に始める。R32は空冷の「ボクサーツイン」(水平対向2気筒)エンジンを搭載し、縦置きエンジン配置により各シリンダーは車体の左右に突出している。単気筒モデルは別として、BMWのオートバイは1980年代前半までこの特有のレイアウトのみを使用した。現在でも多くのモデルが空冷ボクサーツインを搭載し、RシリーズおよびHPシリーズとして生産される。